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destiny by 蓮。うさぎ 2013年復刻版

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よく思い出す光景。





誰でも、年齢を経て
時折思い出す




幼い時の光景ってのが
あると思うのですが




幼い時は、本当に自分だけが貧しい
寂しいとは思っていた
気持ちだけが強くて




もうこんな場所には居たくないと
飛び出しては、二度はないと何度かあり




誰かに話をしても
なんかそれさ?と言われたり
思われたりしては




また自分は孤独だと
ずっと思ってましたね




ふっと頂く写真を眺めながら
思い出した光景は




おばあちゃんが昔ながらの台所に立ち
昔の古びた食器を洗いながら




こういう風にするとね?と
お米をといだ残り水をためておくと
洗剤がわりにもなるし




あなたみたいな肌が弱い子は
余計手荒れいくらでもしなくはなるのよ?




と、シワだらけの手をさすりながら
笑って教えてくれるおばあちゃん




昔の重い自転車で
ちょっと出掛けてくると
いそいそいなくなっては




こっちおいで?
ばあさんに見つかると怒られるから
ここで食べなさい




と、苦笑いしているおじいちゃんに
沢山のチョコレートをもらって




むしゃむしゃ食べる
ぼくを見ながら
にっこり笑うおじいちゃん




確かに実家にはいたくなかった




娘がもう小学生にはなるし
息子も大きくなるからと




土地を身内からわけてもらって
いそいそ家を造って




ここは、棚をまた足さなきゃと
日曜日大工に励んでは




いつも無言で動き回るから
何を作ってるんだ?と気がついたら




あちこちに工夫した棚とか
色々無心に作ってた
大きな背中のお父さん




もう、いつもこうなんだから好きにさせて
私ご飯準備するから
そろそろ呼んできて?って




笑うお母さん




今だから本人は恥ずかしいだろう弟が
姉さん!姉さん!と舌が長すぎて




うまく喋れなかった
言葉がまだたどたどしい辺りの
弟君に呼ばれては




二人でムキになって
子供特有な遊びに夢中になっては
雪の最中に手が霜焼けになっても
わからずに笑う弟君




こういう自分の環境に近い写真だなーと
眺めては、感じる




今更かも知れない




ありきたりな家族
ありきたりな愛情



かな?とは思ってみては




本当に孤独ではなかったね?と
今になっては気がついて




今更なんだ
何事も遅いから




でもね、気がつくような写真をわかってか
黙ってでも
ぼくに送ってくれた君には




本当にありがとう




君に会えて良かった
君と一緒にいた僅かな時間は
無駄ではなくて




君がいたから気がついた事は
沢山ぼくにはあって




君にはいつも憧れてたんだよ?と
声を大にして言ってみたくなりますね




君はいつまでも幸せでありますように
私から、遠くなってしまった姫君へ




by 蓮。うさぎ




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