追想
若かりし頃に
思いを馳せて
物思いに耽る
今では見る影もない
痩せっぽっちで色白
モヤシみたいな体で本を読んでいたな
自分の中の自分の記憶
シンデレラを読んでいても
こんな事があるはずもない、と
冷めている子供
高校生には学校抜け出して
景色ばかり見ていたな
社会人には雪景色の中
電信柱から落ちる雪を
ぼんやり眺めてたな
今と然程
変わらないかもしれない
自分の中の自分
夢とか
こうなりたいとか
考える気持ちすらなかったな
いつからか
若い時にやれなかった事を
やってみようとした追想
走り過ぎてきて
今
部屋の隅っこにいて
調べ物をしながら
今これを書いている
痩せっぽっちな自分には
書くって力は薄かったけど
部屋の隅っこで本を読んでいた自分と
今変わらない
人間そんなには変わらないかも
でも、それが自分だから
どんな自分でも好きになる
これが一番かもね
by 蓮。うさぎ
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