もう、人の輪に
入って行こうともせず
寧ろ人が
邪魔にぐらいしか
思わなかった
貧しいぼく
小学生
高学年ぐらいかな?
いつもニコニコしてる
印象の強かった女の子が
学芸会の集まりの時に
ぼくに話しかけてきた
つんとすました
ふりしていても
内心どうしよう?って
ドキドキなぼく
ドキドキしてるから
適当な返事しか
答えてなかったと思う
いつもニコニコしてるから
目立つ女の子なのに
どうしてぼくなの?って
頭がちんぷんかんぷん
まあ、いいよ
特に意味なんかないでしょ? と
冷めてるぼく
しばらく時間が経ってから
また話しかけてくるようになり
なんとなくの人でしょ? って
ぼくの気持ち
きっと見抜いたんだね
もう、彼女
ぼくに凄い勢いで怒ってきた
いつも、うんとか
ああとかしか 答えないけど
感情ないの!?と
これも遠い記憶だから
言葉は違って
しまうかもしれないけど
彼女なりの
ぼくに体当たりだったんだよね
人の群れに入らないで
すましてばかりのぼくに
それは違うんじゃない?って
教えだったと思うんだ
ぼくもびっくりして
泣いちゃった
彼女はまだ
泣いてしまったと思う
もう周りも慌てて
ちゃんと話しなさいよ?と
促したらしいね
謝られて、彼女の言いたい事
本当によく痛感した
ロボットみたいな
感情がないぼくを
心配してくれたんだよね
人と交わろうともしない
人交わるのが
怖かったぼくには
夢のような出来事
この時をきっかけに
ぼくの小さい世界観は
少し変わったらしくて
またもう一人の
友達も出来た
三人で仲良くして
今で言う女子会をしたのは
ぼくにとっては
いい思い出だよ
ありがとう
素敵なママに
二人ともなってくれて
ありがとう
まだまだ
大変だと思うけど
もっと素敵なママになってね
期待しちゃうよ?
by 蓮。うさぎ
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